オフラインモードの利用
機能
通常,ローカルに蓄積したコンテンツ内に http:// で始まる絶対パスへのリンクがはってあると,リンクを押したときには,そのサーバに接続されてしまう. オフラインモードは,URLを開く前にパス変換を行い,ローカルに蓄積したコンテンツへアクセスするように実装したもの,
例えば,下記の3つのアイテム(ファイル)がローカルに保存されているとします.
保存したindex.html の中身が↓のような場合
<html><head> : <a href="main.html">Main</a> <a href="menu.html">Menu</a>
このときは相対パスなので問題なく,MainやMenuのリンクを辿ることができます.
しかし,例えば index.html の中身が↓のような場合
<html><head> : <a href="/main.html">Main</a> <a href="http://www.hoge.com/menu.html">Menu</a>
このときは,Main,Menuのリンクをクリックすると,それぞれ
- C:/main.html
- http://www.hoge.com/menu.html
を表示しようとしてしまいます.
1個目はさておき,2個目のアイテムについては,ネットワークに接続している場合は閲覧することができますが,接続していない場合は閲覧できません.つまり,折角ローカルディスクにリンク先のコンテンツを保存していても,コンテンツのリンクをうまくたどって閲覧することができないため,使い勝手が悪いと言えます.
そうした問題を解決するために,WeBoXにはオフラインモードというものが存在します.IEのオフラインモードとは異なり,WeBoXでは,こうしたリンクを辿る際に,URLを自動的にローカルに対応するパスへと変換し,ユーザがなるべく情報を閲覧できるようにします.URL変換の手順は以下のようになっています.
まずアクセス元 http://www.hoge.com/index.html を確認し,リンク先のオリジナルURLを予想する.
- /main.html の場合は http://www.hoge.com/main.html
- http://www.hoge.com/menu.html の場合はそのまま
次に,そのパスをローカル形式に変換する(なお,WeBoXのデータディレクトリを C:/WeBoX/Data とする)
- Main は C:/WeBoX/Data/www.hoge.com/main.html
- Menu は C:/WeBoX/Data/www.hoge.com/menu.html
このファイルが存在する場合は,ブラウザ部でそのファイルを表示する.
存在していない場合は,オリジナルのURLでIEのキャッシュをチェックする. IEのキャッシュに存在している場合はそのファイルを開き,存在していない場合はオリジナルのURLへと接続を行う.
まぁ,こんな感じでコンテンツ内のパスの変換をすることなくユーザはリンクをたどりながらコンテンツを閲覧することが出来るようになるというもんです.
操作
オフラインモードの設定方法には以下の2つの方法があります.
- メニューの「設定」,「ブラウジングモードの設定」でオフラインモードに設定を選択する.
- ステータスバーの右下に存在するWeBoXのアイコンをクリックしてオフラインモードに設定する.
元に戻すには,同様の操作をするだけです.
これでわかりますかね?誰かもっと詳しく説明してください.